日時:平成24年3月25日(日) 14:00~
場所:パルテノン多摩4階 第2・第3会議室
出席者:組合会員 8組合(18名)
個人会員 18名
本年度、第一回目の全員集会を開催しました。
山崎 連絡会会長の挨拶に続いて、来賓としてご出席頂きました、須田 多摩市役所都市計画課長より挨拶を頂き講演会に移りました。
今回は、以下の2テーマの講演を行いました。講演終了後には、ご講演者ならびに出席者を含めた懇親会を開催し、連絡会の繋がりを深める事ができました。ご講演頂きました先生方、ならびに出席された会員の皆様に御礼申し上げます。
◇「大丈夫ですか?あなたのマンションの修繕積立金」
講師:田辺 邦男氏
(マンションリフォーム技術協会会長、一級建築士)
国交省提案による、「マンションの長期修繕計画と修繕積立金ガイドライン」のポイントと考え方についてご講演頂きました。
マンションの長命化と居住者の高齢化の問題により、改修工事が増え、より高額になる一方で、資金計画の問題が併存する事になる。国交省のガイドラインでは25年以上の計画を推奨しているが、どの程度の精度で将来を予測できるかがポイントとなる。また、定期的に見直しを行う事も重要。
修繕積立金のガイドラインでは、高層80m2の事例で平均¥16,160/月である。国交省は「均等積立方式」を推奨しているが、現状は「段階的増額積立方式」が大半であり、段階的値上げは不可欠の状況にある。今後、組合としてどのように取り組むかがポイントとなる。
具体的には、計画と資金との乖離、見直しを行っても資金計画が伴わない場合、マンションの将来像を十分に検討した上で、金融機関より「借入れ」の検討なども必要になってくる。
◇「ここまで出来る 既存マンションの省エネ術」
講師:斎藤 満氏
(MTエコ・プランテック代表、工学博士)
生活水準を維持したまま省エネを実現するための手法を考える
住宅のエネルギー消費は東京では、給湯(台所、風呂)で43%、暖房で21%を占 め、ウェイトの大きい部分を省エネの対象とする。
断熱気密化/高効率照明/太陽光発電/CGS/太陽熱高反射塗料
高効率給湯器/LED照明/電力ピークカットシステム/HEMSの導入
スマートメーター /一括充電方式への改修 /ESP(エネルギーサービスプロバイダー)の活用
等についてご講演頂きました。