管理運営問題部会は、ほぼ毎月1回のペースで部会を開催しています。
前年に続き「マンション標準管理指針」を読み込み
管理組合運営の様々な問題を検討した
第9回部会 平成22年1月17日
マンション管理標準指針の検討開始。総会、棟総会について学ぶ。棟総会を規約に入れているのは、まだ少数の組合と分かる。
・公社公団WG:A団地の過去16年の転出入者、年齢構成を分析
・民間WG:理事会と専門委員会のベターな関係を議論
第10回部会 平成22年2月28日
マンション管理標準指針の検討(2回目)。理事会の運営について、担当者が解説と問題提議を。順番で全員が理事を経験するのを優先するより、立候補、推薦を重視したらと提議、議論する。
第11回部会 平成22年3月28日
マンション管理標準指針の検討(3回目)。防犯・防災について、担当者が自マンションの現状と課題を説明。自動火災報知機設備や避難はしごに不安がある。防犯カメラを増設、録画視聴は理事長のみとした。
・公社公団WG、民間WG:合同でB民間マンションの資源ゴミ回収業者取扱い問題について市などとの交渉経過と妥結内容を聞く
第12回部会 平成22年4月18日
マンション管理標準指針の検討(4回目)。損害保険の付保、コミュニティ形成活動について、担当者が自マンションの現状と問題を説明。小規模団地ではマンション総合保険への加入が難しいことが判明。
平成22年5月 総会シーズンのため休会
第13回部会 平成22年6月13日
マンション管理標準指針の検討(5回目)。管理規約の作成・改正の項に入り、管理組合の業務、修繕積立金の使途範囲などについて、担当者が自団地の実情を説明、問題を提起。総会の法的な位置づけと限界について議論する。
・公社公団WG:3団地の過去20年前後の転出入率を分析、50~60%となる
・民間WG:作成した修繕積立金検討表案を検討
第14回部会 平成22年7月11日
マンション管理標準指針の検討(6回目)。敷地や共用部分の管理のあり方、管理行為とは何かを具体的に検討。共用部分変更の仕方で議論。
第15回部会 平成22年8月29日
マンション管理標準指針の検討(7回目)。担当者が自団地の規約改正の経緯と問題点を説明。
原始規約を改正した所は15人中8名だった。
第16回部会 平成22年9月25日(土)
マンション標準管理指針の検討(8回目)。
管理規約の作成・改正の項に入り、ペット飼育、駐車場問題を話合う。
★ペット飼育を認めるか否か。出席者会員の組合では許可しているが5、
禁止が6と、ほぼ半々。民間マンションでは殆ど認めているが、公社・公団
団地は依然として禁止が多い。禁止していても全世帯の10~15%は
違反飼育している(なかには半数というのも)のが実情。
総会で問題になったり理事会にも苦情が寄せられるが、問題を先送りして
きた事例が多い。状況的には飼育容認の流れにあるが、迷惑をかけない、
マナーを護る、を前提にしながら、どのようにして話合の場をつくるかが
対処のポイントに。
★駐車場は毎年抽選等で入れ替えるが6組合、変更なしが5組合。
変更なしは全て民間マンション。機械式が多く、自走式立体も多少ある。
かって駐車場不足に悩んだ公社・公団で、今は2台目駐車(中には3台目も)
を認めるところが増えている。半面、バイクを含む駐輪場不足が目立つ。
第17回部会 10月17日(日)
マンション標準管理指針の検討(9回目)。
専有部分の修繕についてと、管理費等の徴収、について話合う。
★専有部分のリフォーム工事については、規約で届出承認としているものの、
判断するための施工基準がなかったり、審査体制が整っていない組合が多い。
審査は居住の建築士などに頼っており、過重負担や継続性に問題がある。
★管理費等の滞納は長期もたまにあるが、2~3ヵ月がほとんど。訴訟はゼロ。
督促は今年度で4件あった。
第18回部会 11月14日(日)
マンション標準管理指針の検討(10回目)。
「管理組合の経理」で、区分経理、予算・決算書の作成・承認について議論。
★区分経理は、民間の場合、駐車場使用料、エレベーター維持管理費を別会計
とせずに、全て一般会計で処理している。高層棟と低層棟の管理費区分もない。
★民間、公社は貸借対照表を作っているが、公団はゼロ。必要性を議論する。
第19回部会 12月12日(日)
マンション標準管理指針の検討(11回目)。
監事について検討する。
監事選任は前年度理事からが3組合、毎年新任が6組合。事実上、前任監事の
推薦が1組合。ここでは数年留任し、理事会をリードする格好になっており強力だ。
公認会計士による外部監査を実施が1組合あった。監事の理事会に毎回出席が多い。
運営面で理事、監事の役割区分が曖昧になっているとの指摘もあった。